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■イベリコ豚 2006/03バスク、ハブーゴ

イベリコ豚のフルコースを堪能した!・ARACENAアラセナから隣村へ

ARACENAアラセナは、アンダルシア地方のウエルバ県にある。
アラセナのホテルのフロントで待ち合わせをして、夜、隣村のレストランに行った。
このレストランは地元では結構知られているらしいが、その特異な地形、場所に立ち
まるで中世にタイムスリップしたような体験を味わった。
そして驚くことにイベリコ豚のフルコースを堪能できた。


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この一帯はハブーコ村をはじめとして、イベリコ豚の生産の盛んなところだ。
今回僕たちを案内してくれたイベリコ豚の生産者は、東京の山手線内ぐらいの広さの
デエサを管理しているという。
デエサとは樫の木の森林のことだ。

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アラセラ村の隣の村、6kmぐらいの山道をくねくねいくとこの古い村があった。

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レストランの入り口、なんとも味がある。
ちなみに食事の前に村を探索してみることにする。

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驚くほど古い町並みだ。
これでも、ほとんどの家が生活をしているらしい。

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家紋とも言うべきもので、一軒一軒によって模様が違う。
なんともきれいで、表札代わりにもなるのではないだろうか。

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村の道路?は石がちりばめられていて、そこにコケのような草が生えている。
結構な風情がある。あまり雨が降らないのか、長い草はない。

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中世の村にタイムスリップしたようだ。
スペインは地方によって、衣食住が全く違うと痛感した。

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歩いたのが夜のせいか、なんともいい雰囲気だった。

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店内に入る。
さっそく、お店の店主とメニューの打ち合わせをしてくれている。

白髪の紳士が、今回のイベリコ豚の生産者だ。

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店内もシンプルだが、なんともいえない品がある。
そとのエントランスもすばらしかった。そして厨房を覗いたが、きちんと整理されていて
最新の厨房器具があり、あらためてこの村とのアンバランス感覚が驚きだった。
外見は中世、厨房は近代だ。
こうでなくては旨い料理も出せまい。期待に胸が膨らむ。

料理がでてきた。
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前菜に、イベリコ豚のパンチェッタとトマトのバケット

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ハモンイベリコの生ハムだ。
もちろん美味しい。ただこれは生産している生ハムのうち2番目のグレードだという。
レストランの原価の関係上、やむをえないと思うが、それでもNO2のグレードを使うとは驚く。

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卵と茸の炒め物

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茸のオリーブオイル和え。この辺はたくさんの茸が取れるらしい。

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いろいろな季節野菜のダイスカットの煮物、オリーブオイル和え

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なんと、イベリコ豚の胸腺肉だ。もったりとしていて微妙な味わいだ。

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イベリコ豚のチークミートのワイン煮。
コクのある肉質が、ワインのソースによっていっそう引き立った。

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イベリコ豚のショルダーのステーキ。とtってもジューシーな味わいだ。
ミディアムレアの焼き加減がとてもよく、素材の持ち味を引き出していると思う。

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デザートにイチゴと、洋ナシのシャーペット
イチゴも縦切りにすると、妙に西洋のフルーツという感じがするから興味深い。

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こちらもデザート、何というのか忘れたが、旨かった。

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すっかりご馳走になってしまった。
とても素敵な、イベリコ豚のフルコースだった。

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お店を後にする。
時間は午前0時を少し回っていた。まだスペインでは宵の口らしい。
しかしながら闇の深い山道を帰路に着く。
それにしてもスペインの食は奥が深いと思った。

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