サンダニエーレハムの試食(テイスティング)をした。試食は4種類。
こうやって食べ比べてみると、サンダニーレといえども様々な味わいがあることがわかる。
タグ: ミニ原木
これは生ハムは生ハムだが、どこをカットしたのだろうか?普通のイベリコの生ハムとは違って見えるが、、、、
昨日(もう深夜午前様だから)つくば学園都市から来社してれたお客さん
がいた!(ありがたい!)目的は、パレタイベリコベジョータと、ピオトジーニ
社の24ヶ月カンティーナ熟成ゴールド(骨付き原木)とサラミ類の商談。
ギフエロのリサルドカストロ社で、日本に輸出されるベジョータ
ミニ原木の数々。最近、販売ペースと仕入れベースがかみ合わない
時がある。今年よりスペインでは輸入の生ハムに関して、中央の
マドリッドで再度検査をする体制を施行したばかり。
その前にも、ギフエロ(カスティージャリオン州)の輸出の段取りは
複雑だ。何度も段階を経て申請書を確認しながら出して、
最終的には州の検査官の検査を待つ。そして先ほどの国の検査官が
プラスされる。
生ハムを薄くカットするコツの前に、良く切れるナイフの使用をおすすめする。
よく原木をカットする際につかう刃渡りが長細く薄くて柔らかいナイフが
あるが、あまりおすすめできない。写真のナイフは細長いが柔らかくない
しっかりしたナイフだ。このタイプのナイフのほうが切りやすい。
①生ハムを薄くスライスをしているところ。写真の左下のように薄くスライス
しようとするとちぎれてしまうところがあるが、全く味には影響ないので、
自分で切ってみることだ。
生ハムの一番旨い食べ方は、なんだろうか?
それは原木から切り出したそのままの「切り立て」を食べることだと思う。
それには食べる直前に自分で生ハムをカットすることが一番の方法だ。
生ハムを自分でカットするというと、難しいと思ってしまうが、意外と
簡単、少しぐらい厚切りでも、生ハムの食べ方はダイスカットや、
スティックなどもあるので、旨いことには変わりはない!
ただし薄くカットした生ハムはもっと旨いので、お手軽に薄くカットする方法
も記載してみることにする。
早速、ピオトジーニ社の最高級パルマハム24ヶ月カンティーナ熟成ゴールドラベルをカットしてみた。
※写真はピオトジーニ社のパルマ産プロシュート(生ハム)
24ヶ月カンティーナ熟成ゴールドラベル。
1ヶ月前ほどやっと入荷した!
ここまでの道のりには、絶え間ない交渉と試行があった。
パルマの生ハム作りの老舗職人、ピオトジーニ社の彼らがこだわった
のが、パルマで生ハムの原木をカットするということ。
パルマから日本へと生ハムを出荷する際には、写真のような、
パルマハム協会の認定印がないと出せない!
生ハムの一番旨い!食べ方は、切りたての香りのある生ハムを
食べることだが、それには食べる直前に「自分でカットする」以外
に方法はない!と言ってしまっても過言ではないと思う。
※写真は、ピオトジーニ社製、パルマ産生ハム24ヶ月熟成。
非常に珍しい「地下蔵での熟成」は生ハムの芸術品とも言える。
乾燥されたイベリコ豚の後ろ足はカビが生えたまま
熟成庫に移され、さらに乾燥と熟成をしていく。