カサルバに到着した。あらためて車で運転をしてみるとブルゴスからさらに50kmある。むしろリオハに近いところ。
2階の熟成室にハモンが下がっているのが明かりに照らされている。
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まろやかな旨味とコクは熟成の技か?
先ほどのお肉のスライスの拡大がこれ。しっとりとしている様子は生だけれども生肉のそれとは違ってみえる。しばらく常温にして置くと脂がとけて光ってきた。
実はこれ。
口に含むと、しっとりとした食感となんともいえない脂が格調高く変化した香りが漂ってくる。いつまでも噛めば噛むほどにうまみと渾然一体となったまろやかに口の中でとろけるなめらかな肉の感触が、飲み込むのを惜しいほどにさせてしまう。。。
天然の風がと熟成が成せる芸術品のようだ。
写真の肉のスライスはすき焼き用にも見えてしまうが、何の肉だろう?
ソブラサーダ試食で感じたこと
ソブラサーダを試食した。
バケットに乗せて軽くオーブンで火を入れたソブラサーダ。
イベリコの脂がとろりとしていて、適度な酸味と甘みが美味しかった。
スペインでのBAR、レストランなどで出会った生ハム系料理をあげて見ることにした。
生ハムを料理素材に使うことはスペイン料理を語ることで欠くことのできないものだと思うが、使い方はシンプルぽいものが多い。
生ハム自体が手の込んだもので、完成している素材だからだと思う。
茸とハモンセラーノ生ハムの炒め物。シンプルな料理だがベジョータの脂のあるものなら、なおさら茸が旨みを吸って美味しいと思う。
羊肉の火鍋の強烈な刺激!
羊肉火鍋。野菜、羊肉を入れてくたくたに煮込んでしまう。ラー油もかなり
入っていて、唐辛子のスライスも入っているので辛いけど旨い。
前回のカサルバ出張の際に社長のフリオ氏から聞いたことに、カサルバのセボの評判がある。
バスク地方のビトリアの高級バルでカサルバの36ヶ月セボを食べたお客さんが、美味しいので数十本のオーダーをカサルバにした。
※カサルバのセボ。
セボの中でも放牧されたイベリコ豚の中から肉質のしっかりした豚を選別して特別に熟成したもので写真は30ヶ月熟成のもの。
十分に美味しかったが。。。
常温で2ヶ月ちょっと経過した生ハム原木。
手前がハモンセラーノ骨付き原木ゴールドスモーク風味24ヶ月熟成。
後ろがハモンイベリコベジョータ骨付原木ゴールド40ヶ月熟成。
どちらの生ハムもこの2ヶ月あまり同じようにカットしてきているため両方とも裏返しにしてカットをしてみた。
カサルバ社のまだ日本には見入荷の商品を紹介してみることにする。
イベリコ豚パレタ・ベジョータのボンレス(骨抜き)。今出荷をするには熟成期間に納得がいかないとここと。来年になりそうだ。
ポールボキューズ主催のコックドールコンテストのセシーナ部門で優勝の
経験があるというセシーナがこちら。
※見事な霜降りのセシーナ。カットは最低でも丸1日常温にしてからカット
しないと旨さはでないという。