さっそくいろいろな生ハムのテイスティングをする。写真はハモンイベリコ・ベジョータ。
食べてみるとやはりカサルバの生ハムは薄味で、上品なやさしい味わいがする。
写真のカットは工場長のミゲル氏がカットしたものだが、カサルバのカットの特徴は大きめで菱形になっているのが特徴かもしれない。同じ薄さで大きくカットするのは難しい。写真のベジョータの後ろにはハモンセラーノが少し見える。こちらは赤身のところをカットしたが、やはりしっとりしていて美味しかった。
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カサルバに到着した。あらためて車で運転をしてみるとブルゴスからさらに50kmある。むしろリオハに近いところ。
2階の熟成室にハモンが下がっているのが明かりに照らされている。
ソブラサーダ試食で感じたこと
ソブラサーダを試食した。
バケットに乗せて軽くオーブンで火を入れたソブラサーダ。
イベリコの脂がとろりとしていて、適度な酸味と甘みが美味しかった。
先週、カサルバの全商品が税関を通った。下記は昨日入荷したもの。
こちらがレセボ。全体的に三角で細長く、足首が細いのがわかるが、
イベリコ豚の特徴だ。動物検査で今回は、コントラマサの部分が切りとられたらしい。(写真で下側の部分)
前回のカサルバ出張の際に社長のフリオ氏から聞いたことに、カサルバのセボの評判がある。
バスク地方のビトリアの高級バルでカサルバの36ヶ月セボを食べたお客さんが、美味しいので数十本のオーダーをカサルバにした。
※カサルバのセボ。
セボの中でも放牧されたイベリコ豚の中から肉質のしっかりした豚を選別して特別に熟成したもので写真は30ヶ月熟成のもの。
十分に美味しかったが。。。
常温で2ヶ月ちょっと経過した生ハム原木。
手前がハモンセラーノ骨付き原木ゴールドスモーク風味24ヶ月熟成。
後ろがハモンイベリコベジョータ骨付原木ゴールド40ヶ月熟成。
どちらの生ハムもこの2ヶ月あまり同じようにカットしてきているため両方とも裏返しにしてカットをしてみた。
カサルバ社でイベリコ豚ベジョータのパンセタを極薄にスライスしてみた。
※常温に慣れてきて脂に照りが出てきたところ。折り曲げられた下のパンセタが見事に透けて見えるのが食欲をそそるし、
脂質が非常にいい証拠だ。パンセタのブロックは常温で保存が可能だが、
スライサーなどでカットする際に冷蔵庫などでしめるとスライスがしやすくなってくる。
特に写真のように薄くカットする際にはいい方法だと思う。
カサルバ社のまだ日本には見入荷の商品を紹介してみることにする。
イベリコ豚パレタ・ベジョータのボンレス(骨抜き)。今出荷をするには熟成期間に納得がいかないとここと。来年になりそうだ。
最後のチャルクテリア(生ハム腸詰チーズ類専門店)はCASALBA社の隣!のお店。
今までカサルバの隣にあって入らなかったのが不思議なほどだが、この店
がブルゴスの山中にあるとは信じられないような高級なチャルクテリアだ。
お店はカサルバのボデガと隣接している。
カサルバで社長のフリオがちょっと食べてほしい!と言って切り始めた。ハモンイベリコのセボの生ハムだ。
セボの36ヶ月熟成ハモンイベリコ。セボの中でも最上のものという。