
ハモンイベリコ セボデカンポはイベリコ豚のベジョータと比べても勝るとも劣らない上等な肉質のイベリコ豚後足をじっくりと薄塩で48ヶ月長期熟成された生ハムです。むしろベジョータより上品なイベリコ豚本来のコクとまろやかさを兼ね備え風味良く仕上がっています。
ご家庭で手軽に手切りの生ハムを楽しめるように、部位ごとにカットしました。
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ピエルナは、生ハムの本場スペインのプロの間では一番美味しいと知られている部位で、後ろ足の足首の部分です。放牧されて運動している部位ですので、味わいがあり脂と肉のバランスもいいのが特徴です。足首の先端に行くにしたがって薄くスライスすることで硬さも気になりません。 |
◆ある意味ハモンイベリコの完成形ともいえる生ハムとは?カサルバのセボ・デ・カンポのハモンイベリコについて カサルバCasalbaでは、数年前からエストラマデューラのデエサ(イベリコ豚を放牧するドングリの森)に行き、上質なセボデカンポ(生体)を買い付けていました。セボデカンポとは、放牧をして育てたイベリコ豚のことです。エストラマデューラで放牧されるデエサは、起伏に富んた地形のため豚の運動量が多く、起伏があることにより日当たりの違いによって様々な動植物があり豚の餌も豊富で複雑です。そのため豚の赤身に味があり脂も隅々まで入り込みます。また自然の餌を食べることで奥深い味わいの肉ができます。 この農場のオーナーは「ベジョータと同等クラスの肉質の優れたイベリコ精肉」を市場に出すために、なんと年中放し飼いをして、ゆっくりと18ヶ月間、長いあいだ飼育をし無理なく生体を大きくしていきます。 そしてスペインでベジョータが市場に無くなる4月から12月の時期に、ベジョータに代わる良質なイベリコ豚として高級レストラン等に支持されているのです。 また肉質を良くするために純血種のイベリコ豚PUROとデュロック豚の原種を掛け合わせてあります。通常のベジョータでさえデュロック豚原種とはほとんど掛け合わせません。その理由は豚同士が高価であり、規定の重量になるのに飼育期間が長くかかり効率が悪いなどの理由からです。ちなみにデュロック豚原種の肉の味わいはベジョータに非常に似ていて凝縮された味わいです。 カサルバではこの原料豚を使い薄塩で丁寧に塩漬けし、手間暇をかけて非常に良質で旨いハモンイベリコ・セボデカンポをつくっています。今回特別に日本向けの規格である48ヶ月の長期熟成のセボデカンポが完成したため販売となりました。 |
Bellota(ベジョータ) |
通常のセボデカンポ | Casalbaのセボデカンポ | |
豚の種類 | イベリコ豚&デュロック | イベリコPURO&デュロック原種 |
飼育期間 | 12ヶ月~14ヶ月 | 18ヶ月 |
放牧期間 | 4ヶ月前後 | 12ヶ月以上 |
生体重量 | 140kg | 170kg |
生ハムの熟成期間 | 24ヶ月前後 | 48ヶ月 |
生ハムの味わい | イベリコ豚の風味があるが脂は溶けにくく味わいがどちらかというと単調なものが多い。 | イベリコ豚の甘い風味、脂のトロッとしたとろけるような食感と風味の良い味わい。 |
◆三ツ星レストラン・パリの高級食料品店フォションでも使われる!カサルバの生ハム |
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![]() 生ハム製造北限の冷涼な気候風土が、長期熟成生ハム原木を育みます ブルゴス・ベロラド村のカサルバ社近辺は、台地になっており、西からリオハに向かって吹き抜ける涼風が味のある生ハム原木を育みます。またスペインでは、この近辺が生ハム造りの北限となっており、年間通して低い温度でじっくりと熟成されるため、味があり、甘みのある生ハム原木ができ上がります。 |
![]() 北限だからこそ極限まで肉質にこだわった生ハム造りができる 年間通して平均気温が低いということは、長期熟成の生ハムを造る上で重要なことであり、通常の豚よりも大きく飼育した、より肉質のよい後足を仕込むこともできます。ゆっくりじっくり長期に渡り熟成をさせることで、よりカサルバ特有の深く複雑な味わいの生ハム原木に仕上がっていきます。 |
![]() 社長フリオ自らが生ハム職人であり、バスクの食をささえてきた人物 カサルバは、大手スパーや百貨店には生ハムを納品しません。カサルバ製品は高級レストランや高級デリカショップで販売され、社長自らが現場の声を聞きながら、生ハム造りに反映させています。生ハムにこだわるからこそ、社長自らが生ハム職人として、第一線で仕込みをしています。そうう会社だからこそ、グルメソムリエの細かい要望を聞き入れることが可能なのです。 |
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![]() 唯一無二の生ハム熟成にこだわるから豚の肉質をとことん追求する カサルバ社は、このような上記の特徴があるからこそ、豚の肉質をより追求することができるのです。生ハムの肉質だけを追求しても、気候風土や、生ハム職人気質そして、それをささえる高級レストランのようなマーケットがないと、続けることすらできません。 |
![]() ミュシュラン三つ星レストランオーナーシェフ、マルティンベラサテギ氏を陰で支えた生ハム職人フリオ カサルバはある意味、スペインでも一番有名な三つ星レストラン『マルティンベラサテギ』を陰で支えてきた生ハムメーカーと言っても過言ではありません。マルティンベラサテギ氏は、メニューを変える度にカサルバ社のフリオ氏に食肉加工品を依頼するほどです。 |
![]() カサルバはパリの高級グルメショップ、フォションで販売されるブランド 世界的に高級レストランが集まるスペインバスク地方、そしてパリ、イタリアはミラノなど、多くの高級ショップで、カサルバの生ハム原木を初めとする加工品が使われています。パリの『フォション』では、10年以上もカサルバの売り場コーナーが設けられているほどです。カサルバの食肉加工品は、各国で高い評価を得ており、日本でも数々の星付きレストランより支持されているブランドです。 |
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◆超長期熟成の生ハムを作るカサルバの生ハム製造について |
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![]() 塩漬けのこだわり!長期熟成、さらに薄塩で旨味のある生ハムを作るため カサルバは独自の塩漬けを行います。後足の下側(ランプ側)は塩を振りません。それは後足を吊り下げて熟成をしている最中に、上から塩分が降りてくるからです。肉へ均等に塩が浸透することは、長期熟成には非常に大切なことです。長期熟成にこだわり、塩分が強いと乾燥が進み、早く生ハムが仕上がってしまうために、薄塩での熟成にこだわります。長期熟成のメリットは、生ハムの味の深さ、複雑な味わい、生ハムの風味の良さに現れます。 |
![]() 長期熟成だからこそ手を抜かない!抜けない!作り手の姿勢 塩抜きと血抜きは、丁寧に手作業ですすめていきます。太い血管の1本1本から丁寧に血を抜いていき、塩の入り具合を確かめていきます。この時点で塩の入り方や肉質をチェックして満足がいかない場合、生ハム原木はその下のランクに落とされていきます。カサルバでは各行程で生ハムの質をチェックし、このように再確認しながら、最後に残ったものを最高のクオリティの生ハムに仕上げていきます。 |
![]() 塩出し後のハモンは冷蔵庫でこまめにチェック!熟成前のこだわり カサルバの生ハム原木は、肉質が良い豚を使うため、他のメーカーよりも大きい後ろ脚を塩漬けから無事に発酵させなければなりません。大きい後ろ脚がちゃんと発酵が始まり、安定していくために、社長のフリオ自らこうやってこまめにチェックをしていかなければなりません。カサルバでは、こうやって手間ひまかけて大きい長期熟成の生ハムを造り続けています。 |
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![]() 美食の国フランスから『素晴らしい製品』に贈られるコックドール賞を受賞 カサルバは、フランスの『コックドール賞』を受賞しました。この賞はガストロノミー大国と言われる、フランス内で購入できる優れた農産加工品を集めた、ルキッドグルマンの中で、特に優れた農産加工品に与えられる賞です。世界中から食通が集まる、パリのミシュランの星付きレストランでも、カサルバの生ハムはコースメニューに使われていまsす。「コースメニューを引き立てバランスを保つ生ハム」という評価は、バスク地方の高級レストランで培われてきたものです。 |
![]() 日本向けの特別な生ハム原木は、フリオ自らが選んで出荷 日本向けの生ハムは、生ハム熟成中の数々の製造工程の中で、これはと思うものをボデガ(熟成庫)の中で熟成をかけてもらっています。そして日本へは、カサルバ社のオーナー兼生ハム職人である「フリオ氏」が1本1本を吟味したものを輸入しています。グルメソムリエの生ハムは安定していると、市場で評価されています。 |
![]() 日本に輸出していることを「誇り」に進化するカサルバの生ハム 手前から工場長のミゲル、私、フリオ、フリオの息子ステファノン。カサルバ社は、バスクと共に歩み、フランスのパリ、イタリアのミラノと歩んできました。その間でカサルバの生ハムは進化しています。そして今、日本と歩み、最も進化をしています。彼らの誇りは、日本の高級店で認められているという誇りです。その誇りがいっそうカサルバの生ハムを進化させています。 |
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