煮ても焼いても！ゲームヘン！

先日のグルメソムリエさんからのメルマガに、ゲームヘンの話題があったので、そうそう、と冷凍庫から登場させてみました。

参鶏湯いいなと思ったのですが、高麗人参ももち米も棗も何もないし…それっぽい感じのもの、と買い置きの乾燥白きくらげと、干し椎茸を出してきました。水で戻します。

解凍したゲームヘンは手乗りサイズで可愛らしいです。水道水で内側もよく洗って、準備完了。羽もきれいに毟ってあり、簡単です。

ゲームヘンのおなかの中に、四つ割りにした椎茸とちぎった白きくらげ、ニンニクを詰めて、爪楊枝2本でお尻を閉じます。一人用の土鍋に昆布を敷いてゲームヘンを載せ、おなかに詰め切れなかった椎茸、白きくらげ、ニンニクも鍋に入れ、水と椎茸の戻し汁を注ぎます。冷凍してあったレモングラス1本を散らして、火にかけます。

とろ火で1時間半ほど煮たところで、発泡スチロールの箱の中に移します。鍋敷きを敷いて、蓋をしたゲームヘン入り土鍋を置いたら、4時間ほど放置。その後、再び火にかける際に、スープが足りなければ水を継ぎ足して、ナンプラー大さじ1ほどで味をつけます。とろ火でさらに１時間ほど煮れば、参鶏湯っぽいゲームヘンの煮込みが完成します。

ゲームヘンも白きくらげも薄いあめ色に柔らかく煮えました。ゲームヘンを一度スプーンでぎゅっと押さえ、あとは部位ごとにお箸で引っ張れば、簡単にもも肉、手羽、胸肉…と解体されてきます。雛鳥だからか鶏臭さもなく、ナンプラーとレモングラス、ニンニクがエスニックに香り、とても良い風味になりました。お肉はとにかくやわらかく、スープがしみてまさに滋味。白きくらげは美肌効果も高いそうですし、トロトロに煮込むほど吸収が良いと聞きます。参鶏湯と違っておなかにもち米は入っていませんが、とろみのついたスープをご飯にかけていただきました骨からの身離れがとても良いので、最後に残った骨はお醤油の小皿に乗り切るほど少量でした。よく煮込んであるので、軟骨ごと食べられました。

焼いても…は、ミニローストチキン。同じく洗ったゲームヘンを漬け汁に漬けてから焼きます。今回、この漬け汁はなんと、市販の新生姜の甘酢漬けの汁！ここにナンプラーをちょっと足して、ビニール袋を使ってゲームヘンを一晩漬けてから、スチームオーブンで焼いてみたのですが、これもまた大変美味でした。こちらは、グルメソムリエさんのメルマガに立ち返って、残った骨でスープをとり、鶏がゆにして余さず頂きました。

扱いやすくて特別感のある小さい丸鶏、ぜひ別な料理もまた試してみたいと思います。