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羊ミルクのチーズ青ラベル3ヶ月熟成は、質の高いミルキーなミルクをそのまま凝縮したような、ミルキーな風味の凝縮感があるチーズです。羊のチーズの概念が変わったともいうべきチーズです。その証拠にイギリスで開催される国際チーズアワードでスーパーゴールド賞を受賞、全ての部門のチーズを合わせてもベスト12以内に入るという快挙になったチーズです。
このチーズの母体となる会社は、もともと家畜の飼料を作り販売する会社として有名ですが、アルバラシンのチーズ会社はテルエル県のアルバラシン地方という、水と空気が綺麗な環境でスペインでも「最も美しい村」と呼ばれているアルバラシン村の入り口にあります。
飼料会社が飼育しているだけ有り、飼料はかなり凝っています。なぜなら羊舎の回りに無農薬の飼料である穀物を植えそれを羊に与えるという徹底ぶりです。 羊の飼育から繁殖、飼料づくり、ミルク作り、そしてチーズ作りまでを全て自社でまかなっているのです。 その結果、ミルクの質が高い高品質なチーズが出来上がります。
アルバラシンチーズは、数年ほど前に、いくつものスペインの展示会やチーズメーカーを訪問して、試食に試食を繰り返して、このチーズなら日本の食通の方々に紹介できる!という思いで、やっとたどり着いたとも言うべきチーズ会社でした。 そのころは未だ何の賞も受賞して無く、会社設立数年という若いメーカーだったのですが、ここのところ数年で立て続けに、数々の賞を受賞するに至っている、非常に注目されるべきチーズメーカーです。
羊のチーズ青ラベルは、今やアルバラシンを代表するチーズになったようです。と言うのも、アルバラシンを代表するチーズはもともと今もドンマヌエルというチーズなのですが、このチーズメーカーは自社で生産しているミルクしかチーズにしないために、(通常は各農家と契約をしていてミルクを仕入れているのですが、、、)1日、小さなステンレス釜で1釜しか生産できませんし、しません。今後もこの量を増やす意思はあまりないそうです。
それはそれとして、そこにきてこのドンマヌエルは15ヶ月熟成ですから、熟成が非常に長く、出来上がるまでに15ヶ月以上かかってしまいます。仮にこのチーズが賞を受賞してしまいますと製造から15ヶ月以上かかるために生産が間に合わなくなってしまうわけです。6ヶ月熟成の金ラベルが、かつて一番先に金賞を受賞したときには、テレビ放映もされ金ラベルに注文が殺到して他のチーズが出来なくなってしまったほどで、会社としてはそこから多くのことを学んだと思います。
ということでこの青ラベルは3ヶ月熟成ですが、アルバラシンの濃いミルクの良さを反映し、フレッシュでミルキーなチーズでマンチェゴには全く出来ないチーズに仕上がっています。ミルク香りと良さをストレートに感じるにはこのチーズしか無いでしょう♪
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Queso Albarracin |
![]() 羊乳と山羊乳から作られるアルバラシンチーズの数々。 |